皆さんこんにちは!
前回に引き続き担当させていただきます、接客部の田中です。
早速ですが、今回は五色の旗の意味についてお話していこうと思います。
五色の旗の色は、緑・赤・黄・白・紫と鮮やかな色合いになっています。この五色には意味があり、古来中国の「五行説(ごぎょうせつ)」が由来とされています。
五行説とは『万物は木・火・土・金・水の五つの要素により構成されており、この五つの要素が循環する事であらゆる現象が発生する』と考えられた思想です。すなわち「五行の順調な循環、揺るぎない大地と循環する四季の移ろいの中で、自然の一部として生かされている自分を自覚し、無理のない生き方をすることが幸せの原点である」ということを示しています。
本来の五色の旗は木を示す青、火を示す赤、土を示す黄、金を示す白、水を示す黒で示されてきましたが、現在では木を示す青の代わりに緑、水を示す黒の代わりに紫が使われるのが一般的となっています。
また、この五色には東・南・中央・西・北の五つの方位も示してあります。
次回は五色旗に吊るされている鏡・勾玉(まがたま)と刀、その上に立てられている榊(さかき)についてお話ししていきます。