湯灌について①

産湯

皆さんこんにちは。本社業務部の小川です。
前回はご葬儀にある供花についてお話しをさせて頂きました。

今回は納棺前に執り行われる故人様のお身体を清める湯灌(ゆかん)についてお話しさせていただきたく存じます。

自分は今、故人様を生前のお姿へ近づけるためのお顔周りを整える処置と化粧について勉強し、努めています。だからこそご遺族様が立ち会いながら故人様のお身体を清め洗い生前のお姿へと近づける湯灌は私にとって気になる儀式なのです。

皆さんは湯灌をご覧になったことはありますか?
ご葬儀でしか取り扱われない儀式ですので聞き慣れない方もいらっしゃるでしょう。湯灌の「灌」は訓読みで「そそぐ」、つまり湯灌を直訳すると「湯を灌ぐ」という意味になります。そしてその直訳通り行う事はご葬儀・納棺の前に故人様のお体や髪をお湯などで清め洗います。目的としては故人様の来世への旅装束をご遺族と一緒に整え、体に付着したこの世の穢れ、痛みや悲しみを洗い流し無事に成仏できるようにするため、宗教的観点では赤ちゃんに産湯(うぶゆ)を使うように亡くなった人の魂を復活させる意味を持ちます。また衛生上として腐敗の進行を阻止し保護する目的も兼ねています。

産湯

諸説では奈良時代に成立した日本書紀、亡くなった天皇に対し身を忌み(当時の文献では斎みと記されています)清める斎川浴み(ゆかわあみ)が執り行われていて湯灌の由来と言われています。つまり西暦700年前から故人様を”洗い清める”儀式は執り行われていたんです。

それでは現在の湯灌はどのように執り行わているのでしょうか。
次回詳しく説明させていただきます。

ウォーキング

今日は中間商工会議所のメンバーと朝のウォーキング。

8キロ2時間かけてボチボチ歩きながら中間を堪能。

ふだんの運動不足が出ますね。

首を冷やす奴

最近猛暑続き。汗だくの中お客様にも不快を与えてはいけませんので業務部だけですが購入。

効き目があるかはわかりませんが今シーズンこれで乗り切る予定。

葬儀後のアルバム③

葬儀後のアルバム

真浄葬祭のブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本社接客部の古賀です。

前回に引き続き、葬儀後にお渡ししているアルバムについてお話したいと思います。
入社して約4ヶ月が経ち、アルバム用のお写真をお撮りする機会も多くなりました。現在は、斎場内外やお斎を召し上がっている様子など、お式中以外の場面でお写真をお撮りしていますが、今後は式中のお焼香やお別れの場面でもカメラを任せていただけるようになりたいと思います。

また、予めご家族の方にアルバム用にお写真をお撮りして良いか確認する際のお声がけについても、決して押し付けがましくならないように気をつけたいと思います。
お写真ひとつをとっても、接客部としてご家族様に寄り添ったお声掛けや対応が必要なのだと日々実感させられます。
ご親族の皆様にとって、記憶にも記録にも残るアルバムのお手伝いをさせていただくことに、今後はより一層の責任感を持って携わりたいと思います。

葬儀後のアルバム

葬儀後のアルバム②

祭壇写真

真浄葬祭のブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本社接客部の古賀です。

今回は、葬儀後にお渡ししているアルバムのお写真をお撮りする際に気をつけていることについてお話したいと思います。
故人様との最後のお食事になるお斎(おとき)は、ご葬儀の開式二時間前に配膳をさせていただくのですが、二時間前ともなるとまだ喪服へお着替えをされていなかったり、女性の場合はヘアメイクがお済みでなかったりといった場合があります。そのため、お斎のお写真をお撮りする時はその少し前に皆様にお声掛けをして、準備をしていただける時間を設けるよう心がけています。

また、祭壇やご遺品のお写真をお撮りする際にはその見栄えにも注意しています。
アルバムを見返した際に少しでも、綺麗に撮ってもらえてよかったと思っていただけるような写真を意識してお撮りしたいと思います。

祭壇写真

葬儀後のアルバム①

アルバム

真浄葬祭のブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日のブログは本社接客部の古賀が担当致します。

今回は、葬儀後にご家族の方にお渡ししているアルバムについてお話をさせていただきます。
まず初めに、真浄葬祭では葬儀の日のご様子を写真に撮らせていただき、その後まとめて一冊のアルバムにしてお渡ししています。具体的にお撮りする場面としては、故人様との最後の食事になるお斎のご様子、祭壇や頂いたご供花、式中のお焼香、最後のお別れとしてお棺に花を手向けていただくご様子、お棺を霊柩車にお乗せする場面などが挙げられます。

私も真浄葬祭に入社してから、このアルバム用のお写真をお撮りする機会が多くあります。
もちろん、全てのご家族様が和やかなご様子という訳ではありません。このブログをご覧いただいている皆様の中にも「葬儀の日に写真撮影をするなんて……」と思われる方もいらっしゃると思います。ただ、このコロナ禍のご時世でご親族の方々が集まれる機会というのも少なくなり、また遠方の方などはご参列すら出来なくなってしまうこともあります。そのような中で、集まったご親族皆様のお写真を記録に残すことはとても貴重な機会となります。
さらに、ご遺族様はお参りに来られた方へのおもてなしや対応でバタバタとしてしまうため、アルバムを見返すことで改めてご葬儀の日の様子が分かることもあります。実際に、お客様にアルバムをお渡ししている本社業務部の先輩にお尋ねしたところ、「多くのご家族様が喜んでくださいます」と仰っていました。

お葬式は、ご親族の方々が集まる貴重な機会の一つです。
弊社のアルバムでは思い出を形に残すお手伝いをさせていただきます。

アルバム

納棺について③

葬祭スタッフ

真浄葬祭のブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日のブログは業務部の山本が担当致します。

今回は私がご納棺のお手伝いをする際に、何に気をつけているのかについて綴ってまいります。

葬祭スタッフ

それは、優しく丁寧にという事です。
入社して間もない頃に、ご納棺の補佐として先輩方のお手伝いをさせていただ時に、所作や着付けの丁寧さに感動したのを今でも覚えています。実際に私が経験した時に、所作への気遣いをしすぎたあまりに緊張から動きが不自然になっていました。
ご家族様から見て美しく見える角度や、立ち位置は何処なのか、安心を与えられるような言葉遣いや話し方はどうすればいいのか、考えればきりが無いですが、自分自身が思っている何倍も丁寧な心がけをしなければならない事が分かりました。
同じ業務部の先輩から、「自分のことをベテランだと思って仕事をすると良いよ」というお言葉をいただきました。
この言葉は私がご納棺のお手伝いをするに限らず、様々な仕事を経験する上で、大切な励みになっています。
一つずつ自分のものにしていき、ご家族の皆様が安心して式をあげられるよう新人らしく一生懸命頑張ってまいります。

納棺について②

足袋

真浄葬祭のブログをご覧の皆さん、こんにちは!
本日のブログは業務部の山本が担当致します。

前回に引き続き、ご納棺をテーマとしてお話をしていきます。
ご納棺とは言っても何をすればいいのか分からない方もいらっしゃると思います。

今回は真浄葬祭が行っている「納棺の儀」についてお話します。
「納棺の儀(のうかんのぎ)」を簡単に説明すると、故人様の最後のお世話をご家族様のお力をお借りして進めていくというものです。
死出の旅支度として、最初にお化粧で故人様のお顔を美しく整えます。お化粧をする順番としては、ファンデーション、チーク、口紅の順で実際にご家族様にしていただきます。男性の場合は保湿用の無色のリップを使用します。女性の場合は、様々な種類のお化粧道具を揃えているので、故人様が生前好きだった色味でお化粧をされることも可能です。

お化粧が終わりましたら、スタッフで仏衣(ぶつい)と呼ばれる洋服を故人様にお着せ致します。
その後、足袋(たび)、脚絆(きゃはん)、手甲(てっこう)、六文銭(ろくもんせん)、念珠(ねんじゅ)をご家族の皆さまにもお手伝いしていただいて旅支度を進めてまいります。
これらは私自身も聞いた事のある言葉もありましたが、ほとんどが日常では馴染みの無い言葉で想像がつきませんでした。お勉強をさせていただいて、どのような意味があるのかという事が分かったのでお話していきます。

まず、足袋は一般的なものを想像していただければ大丈夫でございます。
私たちが普段、靴を履くように故人様の長い旅の中でも履き物が必要です。

足袋

次に脚絆です。
こちらは脛当て(すねあて)です。故人様が疲れにくいようにという意味合いでお付けします。

次に手甲です。
こちらは指先が出ている手袋のようなものを想像していただければと思います。
お浄土への旅は容易いものではありません。道中には木々が生い茂っており、手が傷つかないようにお付けします。また汗を拭うという意味合いもございます。

そして六文銭です。
こちらは聞き馴染みがあるかもしれません。三途の川を渡るための渡し賃、言わば交通費のようなものです。この六文銭は現在で言うと300円ほどという事が分かっています。

最後に念珠です。
念珠は故人様が実際に使われていたものをお付けされても結構でございます。形見として残される方もいらっしゃるので、その場合はこちらで代わりの念珠をご準備しておりますのでご安心下さい。

長くなりましたが、故人様が安心してお浄土へ向かう事が出来るよう、私たちと御家族様で丁寧に着付けや、お化粧をしていければと思っております。

納棺について①

納棺の儀

真浄葬祭のブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日のブログは真浄葬祭 業務部の山本が担当致します。

今回は、ご納棺についてのお話をさせていただきます。まず初めに、ご納棺とはご葬儀を行うにあたって故人様をお棺の中にお納めする事を言います。

納棺の儀

古来より故人様の安らかな旅立ちを願って行われてきました。

私が真浄葬祭に入社して、様々な御家族様のご葬儀のお手伝いを経験するとともに、ご納棺に立ち合う回数も多くなりました。
ご納棺は、御家族様が故人様に直接触れて、お世話をしていただける最後の機会として捉えております。
そんな中で御家族様が何をすればいいのか、私がどのようなことに気をつけてお手伝いをしているのかについての三点を次回よりお話していきます。